職種にスポットを当てて・パタンナー
2016/04/22
ロッシュブランの中のスペシャリスト達を掘り下げた第三弾。
今回は「パタンナー」さんにスポットを当ててみました。
パタンナーのお仕事とは?
デザイナーがデザインした洋服の型紙を作るお仕事。
イラストからカタチにする為の、
洋服作りの柱でもあり、尚かつとても重要な橋渡し役でもありました。
パタンナーの考えること
洋服作りとはデザイナーからパタンナー、そしてソーイングオペレーターへと作業は流れていきます。
パタンナーは次にバトンタッチをするソーイングオペレーターに好かれる(分かりやすい)型紙を書く事や
パーツが多く重なる部分があれば、それをいかにスッキリと仕上げるか、切り返し部分の美しさ、動きやすさを念頭に作業し、時には機能性の提案をデザイナーにすることもあるそうです。
デザイナーとパタンナーはとても親密な関係があるからそこ、素晴らしいデザインと機能性の追求が実現し、
また、パタンナーとソーイングオペレーターが親密な関係であることも同様の結果をもたらします。
あんな事やこんな事
手書きとCADのそれぞれのメリットについても話してくれました。
CADは早くて正確なことから、既製品の量産の場合や型を起こす基本となる物がある場合などにはとても便利なんだとか。
細かい表現の多い衣装で、例えばアニメキャラやゲームキャラ等は、手書きのほうがより立体的に書くことが出来るそうです。
また、手書きのほうが型紙を作るパタンナー本人にも、よりカタチにする為のイメージがつきやすいそうです。
製作現場において、デザイナー・パタンナー・ソーイングオペレーター、全てのポジションの作業が融合した結果、三位一体となり「着る」という事を実現させているのです。
最後にブランでパタンナーをする面白さを聞いたところ
幅広いジャンルの衣装を取り扱うブランでは、色々な型紙を書く事とから、応用が効かせられるようになる引き出しと、センスを磨ける事とだと、話してくれました。
管理人の余談
話しを聞き終えて一番に思ったのは多方面での気の使い屋さんだという事。
そして、それぞれの立場を考えて作業をすることで全てが融合し無からカタチが生まれるのだと、しみじみ実感しました。(毎回しみじみしている管理人ですが……)
製作現場の三位一体のお話は当たり前のようですが、正にその通りだと思いました。
数字にとても弱い管理人個人として是非聞きたいと思っていた事の一つに、数学がやはり得意でないと設計という性質上型紙は書けないのか?の質問に、数学までいかない、算数ができれば大丈夫!とのことでした(笑)
スペシャリストの話しというのは本当に面白いですね!
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