ポリエステルの歴史
2016/08/09
こんにちは。
「布」と言ってもウール、コットン、化学繊維、シルクなど様々な素材から作られています。
本日は、素材の中でも近年盛んに使われるようになったポリエステルに注目していきます。ポリエステルの前に先ずは植物繊維・化学繊維について触れてまいりましょう。
植物由来の繊維
昔に限った事ではありませんが、シルクは生き物から採らせてもらう素材の為、どうしても限りがあることや当時の技術では工業化するにも難しくとても高価でした。
そこでシルクのように優れた糸を作ろう。と、イギリス人のロバート・フックにより1665年にその試みが提案されました。
それから時を経た1848年、綿を溶かしてできた合成繊維「レーヨン」の前進になる「人工絹糸」の開発に成功。
しかし、欠点が多すぎるために実用化には至りませんでした。
その後も研究が進み1889年のパリ万博に正式に「レーヨン」の名前で出展して注目され、工業化に至ります。
が、やはりこちらも、燃えやすいなどの欠点が多い事に付け加えコストがかかる事で高価な商品になってしまうため、生産は中止されてしまいました。
その後も合成繊維の研究が進められ、1924年には「アセテート」の工業化に成功し大量生産が可能となる事で、コストも抑えられ普及していきました。
石油由来の繊維
1931年初めて石油由来の繊維「ナイロン」が登場します。
アメリカ人博士、ウォーレス・カロザースによて発明され、1939年には工業化され耐久性に優れていることから、パラシュートなどの軍事用品として用いられました。
その後、このカローザスによってポリエステルに似た繊維を作ることに成功しているのですが、合成繊維同様に欠点が多く製品化には至りませんでした。
そして1941年、イギリスのウィンプードルとディクソンらによって「ポリエステル」が誕生。しかし、この時すぐには製品化には至らず、ウール素材を真似して繊維を毛羽立たせた「アクリル」が先に製品化されました。
そしてついに1953年、ポリエステルの工業化・商品化が始まったのです。
日本での歴史
日本では1903年の内国勧業博覧会に「人造絹糸」として「レーヨン」が出展され、1918年、秦 逸三(はた いつぞう)により日本で初めてレーヨンの製造に成功しました。
それから役60年の時を経た1958年、「ポリエステルの」生産が開始されました。
シルクが高価で手が届かないという背景から誕生したポリエステルではありますが、当時はとても品質のクオリティが低かったため、あまり使う人もおらず「シルクのまがい物」という認識だったようです。
しかし、研究が進んだ80年代頃からは盛んに使われるようになりました。
ポリエステルは虫に食われにくい、シワになりにくい、プリーツが取れにくい、事に加え耐久性にも優れていることで広く使われるようになったのです。
ポリエステル100%の素材も多くありますが、コットンやウールに混ぜ込むことで自然の肌触りを損なわず耐久性を出させるなどの工夫が現在では当たり前のようになっています。
過去のブログやツイッターでもダンスに適した素材を・・・と提案していますが
発汗作用・通気性のある生地などは、同じポリエステル繊維を使いながらも、織り方が工夫されていることによって機能性の特徴が違ってきます。
デザインだけではなく、もっと着心地良く!などありましたら是非ご相談ください。
ここまで素材を知り尽くしているブランだからこその機能性・デザイン性のある衣装のご提案が可能なんです!
☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★
ロッシュブランは、企画・デザイン・縫製まで手がけています。
各種ダンスウェア(社交ダンス衣装、ベリーダンス衣装、キッズダンス衣装、フラダンス衣装、ヒップホップダンス衣装、ストリートダンス衣装等)さまざまなジャンルを超え、枠を超えた製作・踊り・イベントなど及びサポート用品を提供させて頂きます。
一点物はもちろん、ダンス部・ダンスサークルなどのチームウェアなどの量産も得意としています。
こだわりに合わせ、あらゆるニーズに対応!ダンス衣装のことは、ロッシュブランにお任せください!
☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★
----------------------------------------------------------------------
ROCHE BLANC
東京都新宿区新宿1-15-18
電話番号 :
03-3352-5435
FAX番号 :
03-3352-5990
----------------------------------------------------------------------