職種にスポットを当てて・デザイナー
2016/04/05
ロッシュブランの中のスペシャリスト達を掘り下げた第二弾。
今回は「デザイナー」さんにスポットを当ててみました。
デザイナーのお仕事とは?
アパレル関係では花形のこのお仕事。
クラインアントの要望に沿ったものや、独創性を生かした
デザインなど様々なデザインを生み出します。
そこには着る人を第一に考えた職人の奥深さがありました。
デザイナーの考えること
イメージをカタチにするため、伺ったお話や資料からデザイン画を描くにあたり、
お客様の要望・希望のイメージをデザイン画で分かりやすく表現することはもちろん、
作業するパタンナーやソーイングオペレーターにも仕上がりイメージが伝わるように配慮しています。また鑑賞用のイラストや漫画と違い、
細かなラインを絵で表現するために立体で分かりやすく描くことを念頭に描くそうです。
そして、何よりは着る人に似あう物を!という事を熱く語ってくれました。
希望のデザインがある場合ない場合に限らず、どのようなデザインにしたら、
より美しく、よりカッコよくなるかを考えているそうです。
あんな事、こんな事
海外では男性デザイナーの活躍が何故多いかを話ししてくれました。
「理由は、客観的に見れるから」
主観的になると、自分ベースでデザインを考えてしまいがちで、デザインも年をとったものに。
ところが客観的に見れるということは、どうしたら女性をもっと綺麗に!男性をもっとカッコよく!を念頭にデザインが出来るそうです。
こういった考えが出来るようになるには、まだ駆け出しだった頃のある出来事がきっかけだったそう。
それは、初めて商品化された自分のデザインの洋服を街で見かけた時にショックを受けたこと。
何故ショックを受けたか?
それは、その洋服が似合っていなかったから・・・・。
デザイン重視で、骨格やスタイルのことは考えていなかったんだそうです。
それからは、日本人の平均女性に似合うモノとは?の考えをベースにデザインをするようになったそうです。
デザインだけではなく、機能性を追求した話もしてくれました。
以前アルマーニが爆発的にヒットした時に、何故こんなに売れるのか?を調べるために
アルマーニの数十万円のジャケットを買って、バラしてみたとか。
バラして作りをみることで、デザインだけではなく着心地や機能性の追求という、
見た目だけではない、良さがそこにはあったそうです。
最後に、ブランでデザイナーをする面白さを聞いたところ
ソーイングオペレーターさん同様に、色々な衣装を手がけらること、と話してくれました。
駆け出しの頃では、幅広いジャンルを取り扱うことは引き出しが無く大変だったと思う。
キャリアを重ねたことで、色々が大変ではなく楽しいと話してくれました。
管理人の余談
正直、デザイナーってデザインを考えてそれをイラストに起こすだけ?ぐらいに考えていましたがなんと奥深いことでしょう!?
オーダーメイドのブランなら、その人に似合う衣装を!
メーカーの大量生産なら、日本人に似合う物を!
ということをまでも考えるんですね。
話を聞いいていてふむふむと思ったのは、確かにヘアメイクや美容師さんなど美しく、
カッコよくしてくれる職業には男性が多いとは思っていましたが、そういった理由からか?!ととても納得してしまいました。
アルマーニの話は、バラす時には私だったら手が震えそうそうです・・・そんなあまり、やっぱり何回か着てからバラスのか?
と非常に庶民的な質問をしてしまいましたが、そんなことはないそうです(笑)
そして、キャリアがあるゆえの引き出しの多さ
これは、どの職種に限ったことではなく引き出しが多い方が良いとはよく言いますが、改めて大事なことだなぁと思いました。
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